
地球にも人にもやさしいライフスタイルとは?STEP2.広い視野を持ち、世界に目を向ける
前回、<STEP1.問題を自分ごとに>という記事を書きました。
普段何気なく過ごしていると、世の中には様々な問題が存在していることを忘れてしまいがちです。自分に直接関係する問題ばかりに目が行くのは当然のことですよね。
しかし、「知らないから自分は無関係」とは言えません。問題は必ずしも実際に目の前に現れるとは限らず、たとえ今は無関係であっても、間接的または回りまわって自分にも関係する問題となることもあるものです。
前回の記事では環境問題を例に挙げていますが、社会全体として解決していくべき問題は他にもたくさんあります。ですが、問題にばかり焦点を当ててしまうと、「世の中は暗いことで溢れていて苦しい‥‥」と過剰にネガティブになったり、「こんなことしているなんて許せない!」と他人に対して攻撃的になったりしてしまう可能性があります。
そうなってしまっては、自分も苦しいですよね。
そこで今回は、そういった事態を避けるためにも、第2段階として何をするのが良いか考えてみたいと思います。
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自分ごととして捉えたあと、再度大きな視点を持つ
前回も書いたように、問題に気付いたら、とことん調べ、本質を知り、自分ごととして捉えます。問題を自分ごとにするからこそ、行動ができるようになります。
その後に必要になるのが、もう一度大きく物事を見る視点。
“そもそも何のためにするのか”、“目指したい世界はどこなのか”という大きな目的、目標を意識すると、物事を柔軟に捉えられるようになります。
例えば、海洋汚染について知り、プラスチックごみを減らすためにペットボトルを買わないと決めるとします。そうすると、普段の生活では‟ペットボトルを買わない”ことが目的に、そしてその行動自体が問題となり、良い/悪いの判断基準になってしまう可能性があります。
ひとつの行動をベースに物事を判断してしまうと、その行動をしていない人が許せなくなってしまうことも考えられます。もしかするとその人は、ペットボトルは購入するけれども、それとは別の形でできることを実践しているかもしれません。
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そもそも、なぜペットボトルを買わないと決めたのでしょう?プラスチックごみを減らすためであり、それは「海の豊かさを守りたいから」では?そして、もっと言えば「より良い環境、より良い未来のため」ではないでしょうか?その大きな目的に到達するための道筋はひとつではなく、たくさんあるはずです。
小さな行動を積み重ねながらも、大きく広い視野を持つことを忘れずに。
「木を見て森を見ず」にならないように、時には意識的に森を見るようにしましょう。
実践したいことを日頃から継続し、習慣化させる
とは言え、私自身も日常に問題が出てきたときは余裕がなくなることが多々あり、そんなときには他のことを考える余力は残っていません。目の前の問題を解決することのみに集中!!
ですが、そんなときでも習慣化されていることであれば余計なことを考えずに自然にできます。例えば、歯磨き。毎日しようかどうか悩んだり考えたりせずに、自然と行動していますよね?それは習慣になっているから。同じように、自分が実践していきたい行動を習慣化させましょう。
余裕のあるときにしっかり調べ、じっくり考え、自らの行動を決めておくこと。先述の例で言えば、ペットボトルを買わないようにするために、「買うなら〇〇」「出かけるときにはマイボトル持参」とマイルールを決めます。
そして、その行動をしやすい環境に整えること。例えばマイボトルの保管場所を目に付きやすい場所にするなど、出かけるときに忘れずに持っていくための工夫をします。そうしているうちに、何も考えなくてもその行動を自然にとっている自分に気付くことになるかもしれません。
ただし、時々自分のとっているその行動が本当に問題解決のためになっているのか、定期的に知識のアップデートをして立ち止まって考える時間を設けるようにしてくださいね。
自分の知らない世界に目を向ける
人それぞれ大事にしているものや好きなもの、物事の優先順位は異なるため、一概に「〇〇が良い、△△は悪い」とは言えません。
時代が変われば、視点が変われば、良い悪いが逆転することもあると思います。研究が進んで、以前は常識だったことが今は非常識になっているということもあり得ます。単純に良い悪いで分けられません。
正義を振りかざさず、それぞれが可能な範囲で実践していることを尊重しましょう。自分の知らない世界がたくさんあることを自覚し、その世界に少しだけ目を向けるだけでも、自分の“正しさ”が凝り固まったものだということに気付くことがあるかもしれません。
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人はそれぞれ、自分のフィルターを通して世界を見ているわけなので、好きなものは好きで良いと思うのです。あくまで、自分が望む世界のために好きでやっているというスタンス。“それぞれが、それぞれの望むものに向かって今できることをしている”と、私は捉えています。
自分自身のためにも、誰かの“好き”を尊重し、その世界にも目を向けることを大事にしています。そこで新たに気付くこともあるでしょう。
大きな問題に立ち向かいながらも、日々の生活では小さくてもできることを。
そして、小さなことを積み重ねながらも、視野は広く。
そんなことを大事に、日々を過ごしています。
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