米づくり<稲刈り>~祖父を思い出す時間~

先日、実家の稲刈りの手伝いへ行きました。

最近は、稲刈りから脱穀まで一気にできるコンバイン、そして乾燥機を使うようになったため、籾摺りまでがあっという間。

以前は、稲刈り機で刈ったあと、祖父が組み立てた木や竹に結束した稲の束を掛けていき、天日干しをしていました。

月舟さんによる写真ACからの写真

私も今更ながら知ったのですが、これを「稲架(はさ、はざ)掛け」と言うようです。(地域によって呼び方の違いはあるそうですが。)

子どもの頃から、家族総出の田植えや稲刈り、稲架掛けの作業、そしてその時間、その風景が好きでした。
最近は、田舎でも稲架掛けの風景を見ることが少なくなってきた気がします。

時代や暮らしの変化を感じます。
なんだか寂しくもなるのですが、人手不足や手間を考えると仕方がないですよね。自分たちが続けていける形に変化させていくことも必要なことなのですね。

やり方は変われど、自然の力を借りながら、両親をはじめ自分たちで育てた食べ物を食べられることに感謝です。

稲刈りの合間のおやつは、田んぼの脇にあるイジチク。その場で採って、いただきます♡そして、稲刈り後には栗や椎茸、自生しているクレソンを収穫。

贅沢な時間です。

畑や田んぼ‥‥
農作業をしているといつも、亡くなった祖父の姿が目に浮かび、涙腺が緩みます。
何の文句も言わず、誰にも強制せず、暑い日も寒い日も、手間ひまかけて毎日黙々と作業していたじいちゃん。
手先が器用で、竹馬や竹とんぼ、藁の籠やしめ縄など、自然のものをうまく使って何でも作ってくれていました。

祖父のおかげで、私は田舎暮らしが好きになったのかもしれません。
祖父から学びたいことがたくさんあったこと、そして存在の大きさに今更ながら気付いています…

今この贅沢な環境と時間を味わえるのも、祖父母たちのおかげ。

その場に姿がなくても、一緒に作業をしているかのように、懐かしい思い出がよみがえります。

今回は、祖父が亡くなってから初めての米づくり。大好きな祖父の思い出に浸りながら、作業をした稲刈りでした。